【癖悩みにおすすめ】『美容室帰りのスタイルに次の日からなれない理由』坂直樹 著

ヘアケア

はじめに

美容室でやってもらったスタイルを再現できなくて悩む方は多くいらっしゃると思います。

美容室帰りの髪は当日限りというイメージが強いですが、美容室帰りのスタイルを次の日も維持し続けることなど可能なのでしょうか。

そのための方法がこの本には記されています。

この本は、そんなスタイリングに関する悩みについて、原因と根本的な解決策を示してくれる本です。美髪になりたい読者には完全保存版となる1冊です。

この本の基礎情報

著者:坂直樹

ヘアレスキューサロンKapraを経営されている美容師さんです。
“乾かすだけで決まる”をテーマに20年以上研究。個人指名料1万円。海外からのお客様も多数ご来店があり、2023年には船橋エリアでホットペッパー売り上げランキング1位を獲得するなど、各種受賞歴あり。またYouTubeにて「髪のレスキューチャンネル」の運営や、シャンプーやオイルの開発もされています。

ria
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YouTubeチャンネルは、著者であり代表の坂氏と、社長の小川氏の絡みがとても面白いです。
カットシーンも見ていて気持ちがよいのでついつい視聴してしまいます。

その他の情報

発行人:セルバ出版
発行年:2024年6月26日 初版発行
ページ数:175ページ

おすすめの読者

この本がおすすめの人
  • 癖があり髪がまとまらない人
  • 若いころにはなかった癖が出てきた人
  • 髪質改善や縮毛矯正で癖を抑えることに疲れてきた人
  • 食事により髪をきれいにしたい人(どんなものを食べれば良いのか知りたい人)

そもそも癖を作りたくない、根本的に治したい方にお勧めの本です。

私自身美髪のために食事や日々の髪の扱い方といった生活習慣を考えておりますが、縛り癖や栄養面の説明が詳細で非常に参考になりました。

そもそも癖はなぜつくのか、なぜ癖が治らないのかといったこともこの本を読めば納得できるはずです。

概要とおすすめポイント(一部抜粋)

美容室ではプロの技術でスタイリングしてもらうため素人にはそれを再現するのは難しいということは想像に難くありません。

しかしその背景には、カウンセリング時の美容師さんとお客さんとの認識のずれであったり、美容室業界の激しい競争により、業界全体的に、癖に対する対処がパターン化してしまっていることで(つまり髪質改善や縮毛矯正)、お客さん一人ひとりの持つ癖の根本原因に向き合えなくなっているという実情があると坂氏は述べます。

本著書は、そんな癖を対症療法的になんとかするのではなく、そもそも癖を作らないようにするにはどうすればよいのか、根本原因と改善方法について追究されています。

また本著で紹介されている対処法は、そもそも癖を作らないための方法、つまり癖がつきにくい健康な髪を生やすこと、癖をつけない髪の扱い方です。

よくある「○○には○○を使いましょう」などといったヘアケアグッズなどを使用するという、ただただ足していくケアではありません。
無駄なお金をかけず、自分の生活を見直すことで、本質的に髪をきれいにする方向へと導いてくれます。

大まかに分けると、癖と食事の2つの側面について重点的に語られています。

著者の実体験に基づいた説明

坂氏は美容室を経営されているプロのスタイリストです。

まえがきには高校卒業後に専門学校へ行かずにいきなり美容室で働きながら免許を取得したとの記載があることから本著書で紹介されている内容も実践で培ってきた見識だということが分かります。

実際に食事や縛りなどの生活習慣を見直したことで髪質が改善したというお客さんの例が多数掲載されています。

解説は論理的で説得力があります。

癖がつくメカニズムが分かる

活かせる癖と活かせない癖の2種類がある

癖には活かせる癖と活かせない癖の2種類が存在すると坂氏は述べます。

それはそれぞれ水素結合による癖とシスチン結合による癖で、これらの結合が癖には深く関わっているということです。

水素結合とシスチン結合という専門用語が出てきました。
どうやらこちらは高校生物で習う内容のようですが、これらの知識があれば髪の中で何が起こっているかより想像しやすく理解が深まるかと思います。

縛り癖の厄介さ

また癖毛には髪を縛ることでできる「縛り癖」が大変多いようで、この縛り癖について、癖がついていく仕組みをイラストと共に説明されています。

髪や頭皮がこういう構造になっているから、こういう縛り方をするとこういう仕組みで癖づいていく、という流れが理解できます
なのでどうすれば癖がつかないようにできるのかも自ずと分かります。

ria
ria

日常的に行っている縛りが癖にかなりの影響を及ぼしていることに驚かされます。
癖がつく仕組みが想像できると自然と縛り方に気を遣うようになりますね。

美髪のために必要な栄養や避けるべき食品が分かる

美髪には消化吸収できるかどうかが大事

美髪には基本とされるタンパク質とミネラルはもちろんのこと、本著書では特に消化吸収できるかどうかということを念頭に置き話が展開されます。

栄養が消化吸収しにくいということは、その食材の栄養がたとえ多くても、完全に栄養分を吸収できないということです。

食物繊維について(一部抜粋)

例えば、食物繊維は何となく体に良いイメージを持っている方が多いと思いますが、消化のしやすさという視点で考えると必ずしもそうではありません。

食物繊維は不溶性食物繊維と水溶性食物繊維の2種類に分けることができ、この2つをどれくらいの割合で摂取するかで消化吸収のしやすさが変わります。また人によってもそれぞれ必要な割合は異なります。

そのためただ食物繊維をとればよいと一概に言えるわけではないということです。

このように、一般的に「良い」とされている食材や栄養について少し突っ込んだところまで研究されており、それらが消化吸収という側面から見ると進んで摂取すべきかどうかが分かります。

ここでは食物繊維について取り上げましたが、他にも

・小麦
・玄米
・動物性脂
・脂肪酸
・乳製品

などについても触れられています。

また『美髪のための栄養成分表』や、坂氏考案の最強コスパの1食も紹介されており、どの食材に美髪のために必要な栄養素が含まれているかが要点を絞って分かりやすくまとめられています。

美髪のために必要なことは:結論

この本を読んで感じた、美髪になるためのポイントをまとめると、大きく分けて以下の2点です。

髪の縛り方を工夫することで癖は格段に防げる

何を食べるか、食べないかで癖のつきやすさが変わる

まとめ

できるだけ美容院で大金を払わずに日々の髪の扱い方や食事によって根本的に髪を美しくしたいと考える私ですが、本著書はそんな私のようなニーズにぴったりの1冊となっております。

美髪であることは健康であることの表れです。

永遠に縮毛矯正や髪質改善に頼り続けても癖ができる原因に向き合わない限り、伸びてくる髪はおさまりの悪いままです。

そんな時、今の髪の状態から生活習慣を振り返り、美髪のための日々の行動を見つめ直すきっかけをこの本は与えてくれるのではないでしょうか。

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